◯ゆらゆらガラスのガラス

とっても素敵なガラスの急須です
わたげ舎史上最も高価なお品物になります

わたげ舎をオープンする前にコツコツ
骨董市を回って集めたもののひとつです

気泡も入ってゆらゆらした古いガラスのものです
骨董市で譲ってくれたおじさんはベラランだったと思うのですが
詳しく教えてはくれず
数年後に、
ガラスが好きなとってもお洒落な古道具屋さんに聞いてみたところ
たしかに古手のガラスの急須だけれど
オリジナルは蓋もガラスだったはず
とのこと。
中にセットされていたガラスの盃も
本来こういう組み合わせではないようなんです

たしかに
ガラスの質感は異なっていて
盃の方が新しい時代のもののような気がします

盃には縁にカケがありましたので
細かなサンドペーパーで軽くヤスリをかけました
写真のように危ない感じではないですが
実用される場合はお気をつけ下さい

金継ぎなどされたらかっこよくなりそうです
謎の文字が描かれてあります
漢字で５文字（工、兵、◯、◯、中）←◯は不明
日本のものじゃないのかな？？
わかりません

蓋は真鍮でできており
変色なども見られます

もしかしたらガラスの蓋が壊れてしまったため
ちょうど良いものを充てがったのではないか？
ということでした

たまたまでこんなにピッタリ合うかなー？というくらい
ピッタリハマります
（少しズレるとおさまりが悪いです）
器用な前の持ち主さんが手作りされたのでしょうか？

わたしが出逢った時にはすでにこのようにセットされていましたが
センスの良い　遊び心のある　ものを大切にされる方だったのでは？と想像しています
どんな方だったのでしょうね
盃も違和感なくおさまっています

もちろんこちらは古いガラスなので耐熱ではありませんので
残念ながら熱いお湯は注げませんし
直火もかけられません

冷酒や冷茶を飲むためのものです

取手はオリジナルのようで
片側が緩くなってますので
このまま実用される方はかなり注意が必要です

実用されるのであれば
完全に壊れる前に交換した方が良いと思います
（もしくは修復か補強をお勧めします）

真鍮の取手に変えても素敵になりそう

しかしながら、このままでも雰囲気があるので
花器などにしても良いかと思います

飾っておくだけでも
ゆらゆらしたガラスを眺めているだけでも
わたしは癒されてしまいます

大きな欠けなどありませんが
口径が切りっぱなしのガラスですので
ガタガタしている箇所があります
お写真にてご確認下さい
また気になる箇所やよく見たい場合は
追加写真も承りますので
遠慮なくおっしゃってください

元の蓋はなくなってしまったのかもしれませんが
地震の多いこの国で
こんな繊細なお品物が長い時を経て
残っていてくれたことが奇跡のように思えます

大切にしてくださる方へお繋ぎできたら嬉しいです

こちらは６０サイズの宅急便でのお届けになります
繊細なお品物につき同梱はできませんので
ご了承下さい

おおよそのsize
急須　
ガラスの部分の高さ１１㎝
取手までの高さ　１８.５㎝
口径　４.５㎝
お水５００mlほど入りました

２０９g

盃
直径　５㎝
高さ ４.３㎝
４１g
くれぐれも耐熱のガラスではなく、
直火も不可であることですのでご注意下さい